KIDA UkuleleWorks


愛媛県にて製造する喜田さんがお一人で製造している山好きな職人さんです。

 

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 2009年に国内最大手楽器量販店に就職したことをきっかけに、独学でアコースティックギターやエレキギターの修理を始めました。高校時代からアコースティックギターを少々演奏したりしていましたが、決して才能があるとは言えず努力も出来なかった。演奏や音楽の知識でお客さんの役にたてるとは到底思えず、楽器の演奏ができない自分にできることは無いかと思い修理の勉強を始めました。元来の修理好きの性分で修理に対する探究心が尽きず、色々な修理に挑戦しました。最初はネック調整から始まった修理が、いつの間にかエレキギターのサーキット交換。ナットやサドルも作るようになったし、フレットのすり合わせをし始めたかと思うと気が付けばリフレットまでするようになっていました。10年間のうちに一体何本の弦交換をしただろう。1日に40本以上、それもネック調整や簡単な修理をしながらなんてこともありました。数百本どころじゃない。何千本としたと思います。

同時期に家具やちょっとした小物を作るようになり、修理だけでなく新しい物を作ることにも興味が出てきました。いつしか楽器を1から作りたいと思うようになり、今までの修理の経験を活かせばできなくは無いんじゃないかと考えるようになりました。

 

 ちょうどその頃、ご縁を頂いて趣味でアコースティックギターやウクレレを製作されている方に出会いました。

「実はウクレレを作ってみたいんです。」

と打ち明けると、自宅の工房に招待してくれました。実際に作るとなると右も左も分からなかった私に、手取り足取り教えてくれるだけでなく、初めて作るウクレレの材料全てを手持ちの材料から頂きました。時間を見つけてはその方の工房に通い、8か月ほどかかって最初のコンサートウクレレを完成させました。2018年7月のことでした。その後はテナーウクレレを何本か作り、自分のメイン楽器もその中から2本を使用しています。現在ではテナーサイズに加え、コンサートサイズも作製しています。

 

 今世界はコロナ禍で、なかなか以前と同じような生活を送ることが難しくなっています。そんな中でウクレレはコロナ以前より明らかに注目されています。いずれブームは落ち着き、新たに始めた人たちの何割かはウクレレの良さに気付くことなくやめてしまうかもしれない。でも確実に分母は増えると思います。ウクレレを作り続けることや、SNSを使って発信し続けることで、ウクレレを楽しむ人たちに良い影響を与えたい。こんな時代だからこそ、今までにない、新しいタイプの職人になりたい、と思います。


046 -SoundMesse2023 Model-
Body Size:ConcertScale Length:383mmTotal number of frets:16Frets to the Body:12Headplate:Rosewood & Herringbone MahoganyTuners:Gotoh UPTNeck:MahoganyFretboard:RosewoodNut:BoneNut width:37mmBody:Honduras MahoganyBridge:RosewoodSaddle:BoneRosette: HerringbonePurfling: HerringboneBinding:RosewoodEnd Strip:RosewoodFinish:Semi-gloss polyurethane\165,000

043 -SoundMesse2023 Limited Model-
Body Size:ConcertScale Length:436mmTotal number of frets:18Frets to the Body:14Headplate:Hawaiian Koa & Herringbone Hawaiian KoaTuners:Gotoh UPTL-GGNeck:MahoganyFretboard:Macassar EbonyNut:BoneNut width:36mmBodyTop:5A Curly Hawaiian KoaSide&Back:RosewoodBridge:Macassar EbonySaddle:BoneRosette: AbalonePurfling: AbaloneBinding:5A Hawiian KoaEnd Strip:Hawaiian KoaFinish:High polished gloss polyurethane\253,000