· 

KakumaeUkulele出張レポート

やって参りました、カクマエウクレレさんの工場。

当店でもすっかりおなじみの大好きな工場です、今回は色々と大人の事情がたくさんありまして全部までお話できないのですが某有名雑誌さんが取材に来てくれてワシやら工場の方々やらの写真はパシリ・パシリと撮っていただきました。

その全貌は半年に一度発売となる大人気雑誌12月号にてご覧ください。

さて、仕事しますか。そうそう、ちょうどこの頃長野県は紅葉シーズンでして行きのドライブもいつもと違う雰囲気。

なんか空気までも今までに増して更に澄んでいるかの如く感じますね。

個人的には秋の楽器演奏って好きなシーズンでして哀愁の○○とかなんやらの印象が強いのかね?などなど弦を鳴らしたいシーズンなんです。お客さんたちもいるんじゃないですか?秋に演奏やたらしたくなる方。

さてそろそろ今回のレポート開始しますよ。

 

13時に工場待ち合わせで全員集合。大人なので5分しか遅刻しませんでした。そしてこんな感じで某有名雑誌会社さんの撮影を開始!まだ発売しておりませんのでこの内容は雑誌を是非ご購入して見比べながら楽しんでください。※念のため誰だかわからないようにしておきますw

 



第1章 知ってます?TRから発売されるtkitkiUkuleleSAP-MANって???

NO:3↑

NO:8↑

※こちらの完成は12月予定にて現在製造中の商品。

    tkitki PINE SAP-MAN SOP-LongNeck Model

 もちろん予約も可能です。

そうなんです。tkitki(ティキティキ)ウクレレっていうウクレレが今度発売になるんですよ。これはワシのメーカー会社 株式会社TRより発売する新しいブランド展開の機種の1つ。もともとSAP(白い部分)が混入しているハワイアンコアが好きすぎて写真のような材があったら保管しておいて!っていつも言っていました。このウクレレのコンセプトは通常のハワイアンコア製品でもサップは材木の中の節的な箇所があり通常グレードで出せない材を集めてその材料が集まったときだけ製造が可能になるまさにウクレレ製造のエコロジ~的な発想です。

そうでなくてもハワイアンコアはその希少性も含み今では植樹や環境保全視されている材です。その通常商品製造後に残った部分などを工夫し、型で当ててみる。製造な商品は個体にするのです。

わかりやすく言うと通常20万円する5Aグレート・コア材を使用したウクレレが→10万円ぐらい2~3Aぐらいのグレード材と同様の価格で販売することができるのです。しかし使用される材はいずれもトラ杢の入った5Aグレートです。こんなことあるか!って思うほど良いアイデアだと思いません。工場だって通常に5Aグレード材で仕入れた材なども節やサップのお陰で5Aグレードの商品が作れない!う~ん、どうしようってなると思いますよ。そこをうまくWINWINにした企画なのです。なのでパインロングネックのみの1機種です。通常のベル型シェイプのウクレレはたくさん現在販売されておりこのパインスタイルはどうしても数が少ない。だからこそ、このかわいらしいパインももっと特集しても良いのではって思っていましたこのような企画になったのです。そして気になるお値段はなんと、税別90,000(税込¥97,200)にて販売できるというのだから本当に凄い企画です。通常5Aグレードではこんなことまずないですよね。ちなみに5Aグレード通常商品であれば約20万円近い金額をつけても良いかもしれませんね。そんなエコロジー的なアイデアが今回の商品へと繋がったということなのです。

専用メーカーHPはこちら

カタログのモデルは大阪三木楽器アコースティックインさんにてお取り扱い商品です。

11/20前後より



第2章 お次はカスタム・タンタンですよ~

●タンタンカスタムMartinStyle5Kモデル SOP

こちらのウクレレは現在製作進行しているタンタンカスタムMartinStyle5Kモデル SOPサイズ 当店でも現在在庫している5K Vintage、約100年前に製造されたものだけどやはりその色艶サウンドは格別。ウクレレ好きにとっても知ってはいるけど触れない!そんな1本でございましょう。ワシだって同じ、貴重なお宝にまで現在なってしまい存分に演奏できないですよね。そんな訳ですので作ってます。

今回も拘って型から再度作り究極の1本に挑んでおります。

まずハワイアンコアの選定、こちらは現在のようにあまり横トラ杢が細かになりすぎずやや材自体のカラーが濃いものを選びました。

当時の5Kがお好きな方ならお分かりのようにこの写真のような材が上位グレードには多く使われていたように思います。そのため逆にこの材を見つけだすことは非常に難しかった。グレード自体はもちろん5Aなのですがこの雰囲気感を探しだすのはかなり時間がかかりました。

そして材が確定し内部の採寸なども繰り返しようやく製造開始へと。

現在のブレーシングシステムとはやはり違うためトップ落ちなども多くありました。その部分はほんのわずか現在の技術と知識で緩和する作戦へと考えました。早速ここまでのパーツ完成写真をお見せすることができます。


雰囲気あるハワイアンコアでしょ!この感じをずっと探していましたの。

バックも同様に雰囲気のあるハワイアンコア。塗装したら3Dみたいにきっとなると信じています。

サイド材も言うことないでしょう。これが組み合わさると・・・!

~楽しみです。

ヘッドのインレイも完了して、もう既にオーラが出始めています。

指板も大切な箇所ですよ。一寸も妥協をゆるさん!

結果、待ちきれなくなり簡単に組み上げて完成イメージ写真を撮ってみました。こんな感じでまもなく組み上げ作業開始になります。

年末には完成予定にて現在進行中ですのでお楽しみに。



第3章 おっと、カスタム品ばかり作ってないで基本基本を忘れずに!

00(レレ・チューニング)でもおなじみカクマエ・ウクレレですが、当店でも相変わらずの大好評をいただき販売して約3年目となりました。やはりショップとしてはいくら良い商品だからといっても売れていないウクレレを数多く取り揃えておく訳いかない大人の事情があります。このカクマエウクレレはそういった大人の事情なしでも十分大人気現在も毎月数多くのお客様が購入下さっており大変うれしく思っております。

そこで通常のシリーズにプラスして当店の選定材カスタムを数本オーダーしてきましたよ。今回はOS(カクマエ・コンサートサイズ)と、BC(カクマエ・テナー)のサイズを中心にグレードの良いハワイアンコアを使ったモデルを制作することにしました。

こちらも徐々に完成してきますのでお楽しみに。

 


在庫状況はこちら