ハワイ買い付けから貴重なヴィンテージウクレレが入荷しました。
おそらく1920年代頃のKumalaeソプラノモデルです。
ヘッドには1915年に開催されたサンフランシスコ万博で金賞を受賞したことを表すデカールがついています。
1900年初頭からハワイの中ではかなり大規模な体制で生産しており、当時相当な数を作っていたようですが、
100年ほど経った今となっては、きちっとした形で現存する個体はかなり少なくなってきているようです。
オールハワイアンコアで少し小ぶりなボディに327mm程と短めのスケールで、抱えやすいサイズ感です。
残念ながらバックに割れのリペア跡がありますが、ほかは綺麗な状態で、
100年の経過をあまり感じさせません。
いかにも手作りという感じが随所に残っており、決して精巧な作りというわけではありませんが、
古いレコードから聞こえてくるような哀愁のあるサウンドは、この楽器ならではだと思います。
オリジナルのウッドフリクションペグも使い勝手はよくありませんが、
この楽器にはこのペグが非常に似合っていると思います。
古き良きウクレレサウンドを体感したい方に、ぜひ一度触れていただきたい一本です。
汎用ソフトシェルケース付