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好きなんですよね、ポーサンの作品。独創性持ちつつプレイ性が極めて高く弾きやすい。独自のブレーシング構造に加えて、外見からもわかるようにところどころプレイヤー目線せ製作している、そして製作を心より楽しんでいる。そんな楽器に思えます。日本需要ではシンプルなモデルの固定概念もやや感じられる市場ですが、海外での反応は既に計り知れません。そんな中ようやく入荷いたしましたR角指板を持った夜凪、是非お手に触れていただけますと嬉しいです。

BODY：テナー

TOP：シンカーレッドウッド

Side＆Back：ジリコテ

Neck:アフリカンマホガニー

Bridge:カメルーンエボニー

Rosette：コーヒー豆・カメルーンエボニー・黒蝶貝

Fingerboard:カメルーンエボニー（泡目）

Fret markers:白蝶貝

Headplate：ジリコテ

Inlays:ヘッド部/黒蝶貝・ビルダーズロゴ　指板部12ｆ/黒蝶貝　裏板部/ボグオーク・アンティークオーク・黒蝶貝・セイロンエボニー・ウォルナット

Bodybindings:カメルーンエボニー

Tuners:ゴトーUPT BLK UB4B

Cutway:3Dスクープ・アスペリティ仕上げ

Pickguard:カリマンタンエボニー

Nut＆saddle:牛骨

Scale:17インチ

Finish:ラッカー

Other areas:玉虫羽根・神代杉・ホワイトオーク・南米ローズウッド・コーヒー豆・ホンジュラスマホガニー

Other overview:アームレスト・エンドピン・サイドサウンドポート

デザインコンセプト：夜凪（夜､海の波が静かな様）

Case:tkitki AIR CASE付

🦅ワシさんポエム🦅

ポーサンウクレレ入荷いたしました。冒頭の如く、唯一無二の職人さんです。

スペックからみてもウクレレ勉強中の方には大変興味深い情報が詰まっているこの夜凪テナー、まずさらっと通り過ぎてしまう前にTOP：シンカーレッドウッドを使用。

出音に関しても新品ならが使い込まれたかのようなアタックした瞬間の固いイメージが全くなくウォームで柔らかな印象を得ることができます。優しいサウンドやリバーブをしっかりと聞かせた伸びやかなサウンドにも向いていますね。そして反響板を支えるBODYはジリコテ・固い材ならではの反響はまさにベスト・マッチ。弾きやすく演奏性の高い箱鳴りを感じることができます。

節々に弾き手のことを考えて・・・例えばネックヒール部分、ただのデザイン？と思いきや触ってもらうとわかります。ハイコード・ハイポジションの演奏時の親指のスムーズさは格別。これは癖になりそうな位置角となっています。そして指板にはR角を採用しておりセーハや早いハンドリング操作にもしっかりと柔らかなテンションでタッチできますね。BODYを抱えた際のストレスがありません。結果、持ったときの安定感って案外テンションに結びつくことあったりもしますよね。持ちやすいとハンドリングしやすいからテンションがあまり気にならなかったりも。

こういった観点も含め、ポーサンオリジナル角度ってとっても良いフィーリング持ってます。本人、お顔あまり出しておりませんが実はポーさんって名前だけどぷーさんみたいな感じの印象なんです。優しいイメージそのままに、細かな箇所はがっつり行き過ぎてるくらい突っ込んでいます。そんな方です。今回のこの一本だけでいくつの材料を使用しているでしょうか、インレイ１つにしてもあえてバランス的に黒蝶貝を使用したり、一つの顔にもなっているカメムシもそう、小さな結晶体ですが配置・レイアウトまで設計をすべて一人で行い形にするウクレレでありながら究極の芸術品ともいえるウクレレです。芸術品だからといって飾っておくのはもったいない、きっとポーサンもガンガン使用して欲しいと願っているはずです。今後の調整や修理もしっかり対応してくださいますのでそのあたりも安心な本機、ぜひおすすめです。

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